

社員インタビュー Staff Interview

燃料事業部 山城文郁
勤続4年半
32歳
大学卒業後、2社を経験したのち入社して免許を取得、重機を使用した仕事をこなすように。主に集めた燃料の管理を行っている。なぜこの業務を希望したのか、現在のやりがいは何かなどを聞いた。
負けず嫌いの女子重機乗り
男性ばかりの職場で、生意気と思われているかも?
――エフバイオスに入社するきっかけは?
生まれは沖縄で、熊本で大学の農学部を出て畜産関係に就職しました。仕事はハードでしたが体を動かすことが好きなので3年ほど続けました。そのとき重機を操縦させてもらう機会があり重機愛に目覚めました。そこで重機に乗る仕事はないかと探していたら、タイミングよくエフバイオスが地域(豊後大野事務所)で求人していたんです。これは運命だと思って(笑)、ダメもとで応募しました。
――重機のどんなところに惹かれたんですか。
私はけっこう小柄なほうなのですが、重機はそんな私でも指一本で大きなものを動かすことができます。男の人たちしかいないイメージですが、女性でそれができるようになったらかっこいいと思いました。
――燃料グループの仕事内容を教えてください。
燃料グループの仕事には、チップの管理業務と生産業務の二つがあります。チップの管理というのは、外部からトラックで運ばれたチップをさばいたり、燃料の投入口に入れてもらったり、備蓄チップを管理する仕事です。生産業務は、丸太を外部から受け入れて豊後大野事業所にある破砕機でチップを砕き、生産する作業です。乗せた原木を操作盤で動かして、順よく流れ作業で破砕していきます。
――チェーンソーを使ったりもするそうですね。
はい、使います。面白いです。まっすぐな丸太ばかりではなく、曲がっている丸太も来るのですが、そのままだと破砕機にまっすぐ入っていかないのでチェーンソーで切り取って破砕しやすい形にするんです。
――同じチーム内に他に女性はいらっしゃるのでしょうか。
現場作業員の中では自分だけです。10人でローテーションを組んで仕事をしていますが、みんな男性の重機乗りです。自分では分からないですが、負けずぎらいなところがあるので、もしかしたら生意気だと思われているかもしれませんね(笑)。
――今、一番乗ることが多いのはどんな重機ですか?
グラップル6800という丸太を掴み、破砕機上に乗せたりする四輪の重機に乗っています。
――免許は重機ごとに違うのでしょうか。
基本的には車両系建設機械の免許があれば乗れます。別に細かい資格は要りますが。例えば物をつかむための移動式小型クレーンの資格など。免許は少しずつ会社でとらせていただきました。エフオンに入る前には資格は何も持っておらず、以前勤めていた会社の敷地内で遊ばせてもらうぐらいの経験しかありませんでした。それで応募したのですから、無謀な挑戦でしたね(笑)。
――重機の中で一番好きなのは?
やっぱりグラップルが好きですね。UFOキャッチャーのような操作でテクニックが要ります。難しいけど面白いです!
――今は資格はいくつぐらい持っていますか?
会社の補助制度を使って5種類とりました。仕事で必要な資格は取らせていただきました。あと、個人的には、10tダンプの資格が欲しいと思っています(笑)。
重機以外の仕事でも体力を使う
――重機に乗る以外にはどんな仕事があるのですか。
他の業者から受け入れたチップの品質管理もします。濡れてたりすると良くないので、梅雨時期や大雨の時期に検品したり。チップの在庫管理も行います。外部の受け入れが減ることもあり、ある程度の在庫量を確保しておかないと燃料が無くなってしまいますので、少なくなったら自社で作るチップを多めに生産しなければなりません。ケースバイケースで逆のこともあります。
――仕事を覚えるのに苦労したことは。
やはり重機の操縦が難しくて慣れるまでに時間がかかりました。品質管理も基準を理解するまでは教えてもらっていました。皆が親切に教えてくれたおかげで呑み込めました。
――どの仕事が一番大変ですか。
重機の仕事ではありませんが、受け入れたチップを備蓄している山を雨に濡らさないようにする作業が大変です。乾いたチップが雨で濡れないように、こまめにブルーシートを被せるんですが、その判断が結構シビアで、雨が降るかどうか予測しないといけないんです。先読みで作業するのが難しく、降り始めてから始めるのでは間に合わないですから。重機ではなく人手ですから結構体力を使います。
――体力を使う仕事だと、終わってぐったりしてしまいませんか。
意外とそうでもないです。けっこうお休みもとらせてもらえますし、うまくリフレッシュはできていると思います。
体力ばかりではなく、けっこういろんなことを考える仕事です
――失敗したことはありますか。
重機に乗り始めて半年ぐらい、だいぶ慣れてきた頃に業者さんのトラックと接触したことがありました。どちらもケガはなかったのですが、やはり油断があって注意が足りなかったんですね。とても悔しくて、猛反省しました。
――そういう安全管理はどのように行っているのですか。
当たり前ですが、周りをよく見るということです。それと、こうしたらこうなって危険だという予測の基準を自分の中に設けて、それをいつも意識するようにしています。毎朝、始業前に、実際に危いであろうKY(危険予知)を記入しています。また、自己流ですが、あとでなぜそうなったのか、どうすれば良かったのかと復習したり、グループ会議で発表したりします。
事故等でもし重機が壊れたりしたら仕事にならなくなります。重機があってこその我々の仕事なので、人、重機の安全管理はすごく大事だと思います。
――仕事のやりがいを感じるのはどんなときですか。
燃料グループは、ただ機械的に仕事をしているだけでなく、いろいろなことを考えながら仕事をしなければなりません。燃料がどのくらい燃えたかという数値を焚量と言うのですが、それが低いほど燃費が良いので、燃料を多く使わなくて済みます。また、日当たりの焚量を出してもらっており常にその数値を意識しています。日刻みで細かく数値を見て、その日に自分たちが行った作業をチェックします。作業の内容や天気によって焚量が上がったり下がったりという成果がリアルタイムで見えて、すごくやりがいを感じます。木の割り方や破砕の仕方ひとつで燃料の水分量、燃費効率が変わってしまうので、水分量をマメにチェックして、より低い乾いた丸太になるように調整しながら破砕していきます。ただ乗せている作業をしているように見えて、けっこうみんなで考えているんです。
――そういう割り方のコツをつかむまでにどのくらいかかりましたか。
最初の1、2年は仕事に慣れるので精一杯でしたが、根気よく重機経験を重ねる事でコツを掴めるようになりました。3年目くらいからは作業だけでなく、自分の考えや意見も言えるようになり、グループでやっているという意識をもつようになりました。良かったことや反省点をグループで共有できるようになりました。
――細かなノウハウはマニュアル化するのが難しいでしょうね。
マニュアルは、あるようで、ないんです。ノウハウを蓄積するのは難しいですけど、とても楽しいですね。
――勤続4年半で今や中堅ですが、今後はどんなことにチャレンジしたいですか?
今は発電所の中の燃料グループですが、設備グループや運転グループなども経験してみたいです。発電所全体が分かるオールマイティな人材になりたいです。
――最後に、求人に応募される方へのメッセージをどうぞ。
私たちのグループは一人ひとりのレベルがとても高く、皆、頼りになる人ばかりです。仕事自体は大変ですが、チームでやっている一体感を実感できて充実できます。大好きな職場です!
インタビュー日時:2021年9月

燃料事業部 山城文郁
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